VALORANT Champions Tourは、2021年に開催されるVALORANT eスポーツの公式試合サーキットです。VCTは1年を通して開催され、12月のVALORANT Championsトーナメントで締めくくられます。続きを読んで、VCTについて詳しく知りましょう。
VALORANT Champions Tour (VCT)とは
VALORANT Champions Tour (VCT)は、Riot Gamesが支援する2021年開催予定の公式トーナメントサーキットです。VCTは、VALORANT IgnitionシリーズとVALORANT First Strikeの精神的続編にあたりますが、それら2つの過去のイベントとは異なり、3つのレベルと4つのステージに分かれた年間トーナメントサーキットとなります。
このツアーはChallengersとMastersトーナメントに分かれており、さらに年末に世界一のVALORANTチームの称号をかけて各地域のチームがぶつかり合うChampionsトーナメントがあります。現在のパンデミックにより、ChallengersとMastersのイベントはオンラインで地域ごとに開催される予定になっていますが、状況が良くなれば、ChampionsトーナメントはLANイベントとして開催される予定です。
VALORANT Champions Tourの形式と構造
1年にわたる長期のヴァロラント大会であるVCTは、1年を4つのステージに分けています。そのうち3つのステージでChallengersイベントとMastersイベントが開催され、最後のステージでChampionsイベントのみが行われます。
各ステージの開催予定スケジュール:
- ステージ1:Challengers (1月~2月)、Masters (3月~4月)
- ステージ2:Challengers (4月~5月)、Masters (6月)
- ステージ3:Challengers (7月~8月)、Masters (9月 - 10月)
- ステージ4:Champions (11月~12月)
VALORANT Champions Tourの試合は、Challengers、Masters、Championsの3つのレベルで構成されます。
Challengersはオンラインで行われる地域トーナメントで、各プレイヤーの年齢が16歳以上で、登録時にイモータル1以上のランクを保持しているという最低限の条件を満たしていれば、どのチームも参加できるオープン予選があります。Team SoloMid、Sentinels、100 Thievesなどのプロチームは、上のレベルのMastersトーナメントに進出するためにChallengersトーナメントに参加する必要があります。
Challengersの上位チームはMastersトーナメントへの参加資格を獲得し、4位に入ったチームは次のChallengersトーナメント(参加する場合)のオープン予選をパスすることができます。Challengersの各ステージは、3つのトーナメント(オープン予選、Challengersウィークエンド、Challenger決勝)に分けられ、6週間かけて開催されます。
Mastersトーナメントは、Challengersトーナメントより規模が大きく、地域の上位16チームが、賞金と年末に行われるChampionsトーナメントの出場資格を決めるポイントを求めて競います。ステージ3のMastersトーナメントの勝者は、自動的にChampionsトーナメントの出場資格を獲得します。
VALORANT Championsトーナメントは、VALORANT eスポーツのイベントの中で最も権威のあるイベントで、VALORANTの世界選手権として考えられています。Championsトーナメントには、世界中から合計16チームが参戦します。そのうち11チームはMastersイベントで獲得したポイントによって決まり、1チームはステージ3のMastersイベントの優勝者、そしてLast Chance Qualifier (LCQ)トーナメントで最後の4チームが決まります。Championsトーナメントは2週間かけて開催され、世界一のチームを決定します。
VCTの注目チームは?
VCTはまだ開幕していませんが、VALORANT IgnitionシリーズとFirst Strikeトーナメントから2021年に健闘が期待できるチームを見極めるための指標を知ることができます。First Strikeのチャンピオンである100 Thieves (北米)、Team Heretics (欧州)、Absolute Jupiter (日本)、Vision Strikers (韓国)と、世界中のさまざまな地域のチャンピオンである14チームが、VCTに参加した場合は本命となるでしょう。
VCTで最も競争が激しくなりそうな2地域は、間違いなく北米とヨーロッパでしょう。どちらも、G2 Esports (欧州)、FunPlus Phoenix (欧州)、Team SoloMid (北米)、Sentinels (北米)など、世界クラスのチームが複数います。年末のChampionsトーナメントに進めるのは各地域で3チームのみのため、トップチーム間の争いは特に激しくなることが予想されます。
VALORANTの上位5チームの内訳については、VALORANTパワーランキングを確認ください。
どのチームがVALORANTのChampionsトーナメントに駒を進めるでしょうか?
これまでの成績、現在のランキングと各地域の枠に基づいて、VALORANT Championsトーナメントに進むことが予想されるチームはこちらです。
北米
- 100 Thieves
- Team SoloMid
- Sentinels
ヨーロッパ
- G2 Esports
- Team Heretics
- FunPlus Phoenix
ブラジル
- Gamelanders
- Pain Gaming
ラテンアメリカ
- Estral Esports
- Lazer Klan
日本
- Absolute Jupiter
韓国
- Vision Strikers
東南アジア
- Team nxl>
- ahq e-Sports Club
先ほど述べたように、これらのチームは予想であり、2021年12月のVALORANT Championsトーナメントの最終的な参加チームを意味するものではありません。