CS2のリリースに伴い、ランクがリセットされます。これは、数えきれないほどの時間を費やしてグローバルエリートまでのぼり詰めたプレイヤーの心を折るニュースとなるかもしれません。しかし、新たなスタートを切ろうとするプレイヤーにとっては、これこそが待ち望んでいたものと言えるでしょう。再び試合にベットできる体制を整える必要があるのはもちろん、新しいランキング方式を導入して、プレイヤーにより一層コンペティティブな体験を提供する準備も進めています。
プレミアモード – Counter-Strike 2のマッチメイキング
プレミアモードはもともと、2020年末のOperation Broken Fangと並んでCS:GOに導入されたゲームモードです。このモードの特徴は、FACEITやESEAのようなサードパーティーのマッチメイキングサイトに近い体験ができることです。これにより、マップの拒否、サイドの選択、プレイヤーのデス時にコンソールで処理されたダメージの除去に関して大幅な変更が行われました。プレミアモードも128-tickサーバーでプレイしたいと願うプレイヤーは多いでしょうが、これに関しては今後実現する可能性はなさそうです。プレミアモードがCounter-Strike 2の主要なコンペティティブゲームモードになると見られていますが、これにはダイレクトな128-tickサーバーとは対照的な、新たなサブティックシステムを採用することになっています。
CS2のレーティング
コンペティティブなCounter-Strikeの新たな楽しみ方として、最新のランキング方式も採用されます。この新しいランキング方式に最も近いのは、FACEITのイロシステムです。各プレイヤーは今後、0から35,000以上(上限がいくつになるかは現時点では不明)の範囲の中でレーティングされます。それぞれのレーティングはフィルタリングされ、スキンの希少性に応じたカラーのグループに分けられます。たとえば、ランクが10,000~14,999のプレイヤーは、ケースから入手できる武器のレア度としては最も低い、Mil-spec (軍事スペック)と同じカラーコードのレーティングとなります。レーティングが30,000以上のプレイヤーは、ナイフまたはグローブに相当するゴールデンボーダーとなります。
コンペティティブなリーダーボード – CS2のリーダーボード
トップランクを明確に示すものがなくなるとしたら、プレイヤーの強さはどのように判断すればいいのでしょうか? 最も簡単な方法は、ランクを示すボーダーの色を確認することでしょう。しかし、それでは不満だというプレイヤーのために、Valveはリアルタイムでランキングの更新を行うリーダーボードを導入しました。このリーダーボードはシーズン制で、フレンド専用、リージョナル、グローバルでのフィルタリングが可能です。つまり、CS2プレミアモードのトップ10プレイヤーを確認できるだけでなく、自身の世界ランキングやフレンド内でのランキングを知ることもできるようになります。
マップのランク
あなたがひとつのマップでしかプレイしないタイプのプレイヤーだとしても、心配ご無用です。シルバーからグローバルエリートまでの旧ランキング方式は、各マップ固有のランキングとしてそのまま残ります。つまり、Vertigoプレイヤーは今後もVertiglobalを獲得できますが、それ以外のマップではシルバーとなります。この画期的な変更により、馴染みのないマップで、同じようにそのマップを学習中の相手と対戦できるようになります。ですから、初めてAnubisをプレイするのであれば、ポップフラッシュやネードスタックのポイントを熟知しているチームと対戦することにはならないでしょう。
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