当社のスポーツブック部門のリーダーは、熱烈なeスポーツゲーマーです。遡ること2010年初頭、eスポーツベッティングの大きな可能性を確信した彼は、ピナクルにとって初となるeスポーツ市場への進出を決心しました。その最初のベットから、500万回目のeスポーツベットを超えるまでの軌跡をご覧ください。
最初のベット - すべてのはじまり
eスポーツには他の新興プロスポーツに匹敵する将来性があり、当時からすでに巨大かつ、広がり続けるファン層を抱えていました。一般的に、あるスポーツの人気が伸びれば当然のごとく、その結果を予想することへの関心も高まります。eスポーツも例外ではありません。
多くのeスポーツサイトが現金以外での賭けを提供していましたが、主要スポーツでは世界有数のオンラインブックメーカーであるピナクルにとって、バーチャルの世界は新天地でした。不安はありましたが、当社スポーツブック部門のリーダーは自分の直感に従いました。そして2010年1月にピナクルは、最初のeスポーツベッティング市場を提供するに至ったのです。
「eスポーツベットは実験的に提供を始めたものでしたが、予想を遥かに上回る人気の広がりを見せたのです」と、熱烈なLoLファンであるピナクルスポーツブック部門のリーダーは言います。「500万ベットの節目に達したことを、当社は大変誇りに思います。しかし、私たちからすれば、これは氷山の一角にしか感じられません」
業界一明敏なオッズメーカーと評されるピナクルですが、当社のトレーディングチームはeスポーツ市場の成功については確信が持てず、正確なオッズを提供できるかに至ってはまったくもって未知の世界でした。
ピナクルのユーザーの中にeスポーツベットへの需要があると教えてくれたのは、カナダのシモンさんでした。シモンさんがStarCraft 2へ最初のベットを行い――それ以降のことはご存じの通りです。
「あのeスポーツベットに賭けたのは、オッズが的外れで、自分にとってすごく有利な賭けになると考えたからです。eスポーツはまだ始まったばかりで、ラインも甘かったように思います」と当社の最初のeスポーツベッター、カナダ出身のシモンさんは言います。
「最高のオッズを探したい時、私はピナクルしか確認しません。ペイアウトで問題があったことは皆無です。オンラインで賭けようと思っている人に私が勧める、唯一のスポーツブックメーカーです」
eスポーツベットの歴史
当初の関心に後押しされ、ピナクルは2011年8月にDota 2をラインナップに加えました。その後の企業統合や試行錯誤を経て――ピナクルはウィナーを歓迎し、鋭敏なベッターを活用してラインを引き締める方針で知られるようになりました。とりわけ当社のeスポーツ市場の発展においては、こうした姿勢が功を奏したと言えます。
2011年9月には領域をさらに押し広げ、ライブベッティングの受け付けを開始。マッチアップ中のマップ間にオッズを更新しました。
2011年末にはLeague of Legendsが投入され、2012年6月には10万回目のeスポーツベットを達成。その結果、eスポーツトレーディングチームは拡大しました。この時点で、eスポーツがもはや実験ではないことは明らかでした。
当社は大きなイベントでライブベットを提供し続け、2012年9月にはLoLでもプレイ中のベットが可能になりました。
2013年5月を過ぎて間もなく50万回目のベットに到達し、その直後にはHearthstoneを追加してポートフォリオを一層強化しました。この頃には社内でのeスポーツの認識も変わりつつあり、大きなeスポーツイベントを自社で後援したいという本物の機運が高まっていました。
Dotaトーナメントを後援
eスポーツベットに大きな需要があることは分かっていながら、当社は幅広いeスポーツのコミュニティが必ずしも歓迎するとは考えていませんでした。そこで事前調査として、RedditでAMA(なんでも聞いて!)を実施。圧倒的にポジティブな反応に励まされ、2014年1月にはDota 2 Pro AMのスポンサーとなりました。Dota 2の試合を配信するjoinDOTAとの提携により、成功は確実なものとなったのです。独自の個性を打ち出したかったピナクルは、アマチュアプレイヤーがプロに挑戦する機会を得られるコンテストを開催しました。結果は大変な騒ぎになりました。大会の様子はこちらでご覧になれます。
宣伝文句のように聞こえるかもしれませんが、eスポーツはピナクル文化の揺るぎない一部となっています。スタッフの多くは、仕事をしていない時はゲームをしています。1人のダイヤモンド級プレイヤーを筆頭に、数人のプラチナ級からブロンズ級まで様々なレベルのプレイヤーがいるので、挑戦したい方がいらっしゃれば、いつでもそれなりのチームを用意できる自信があります。
2014年7月には当社にとって最初のライブDota 2ベットを受け付け、さらに多くの要望に応える形で、9月にはCounter Strike:Global Offensiveのベットの取り扱いを開始しました。Heroes of the Stormは急速にeスポーツの定番タイトルと化しつつあり、ピナクルではその人気を祝して、BlizzCon 2014で開催された最初の公式HotSトーナメントにてラインを提供しました。
100万回目のベットを超えて
LoL World Championshipsの終了後間もない2014年10月中旬、当社はNBCからeスポーツの成長に関するインタービューを受けました。そして回答用のデータを集めている最中、もうすぐ100万回のベットに到達することに気づいたのです。これだけの節目を何もせずに迎えることはできません。そこでプレーヤーの皆様に還元するためのスペシャルプロモーション、「100万回目のeスポーツベットギブアウェイ」を実施しました。
止まらない成長
100万回目のベットを達成後、1年と経たないうちに、Heroes Of The Storm、Overwatch、Smite、World Of Tanksがラインナップに加わりました。2016年10月には早くも400万回目のベットに到達し、当社が見守ってきたeスポーツベッティングが急速な成長を遂げているという事実を際立たせました。2017年を迎えた現在は、EGR eSports Operator of the YearとSBC eSports Bookmaker of the Yearに輝き、すでに500万回目のベットも受け付けています。
当社はこれがピナクルとeスポーツベットの関係の始まりにすぎないことを願っています。この市場では、あまりに多くの素晴らしいことが起こっているのですから。ご意見はいつでも歓迎です。ご要望のある方は、当社の公式Twitterにてお知らせください。